ありがとう。

祖父が他界しました。
日曜日に息を引き取り、通夜、葬儀と慌ただしい３日間でした。
９７歳。苦しむこともなく、眠るように息を引き取ったとのことです。
連絡をいただいて、病院に行った時には、もう家に帰るために車に乗せているところでした。

１世紀生き抜いた命の終わりはあっけないものでしたが、祖父は全てを悟ったかのような安らかな表情でした。
神様のようなお顔でした。

とても抽象的ですが、「死」とは「許し許されること」なのではないかと思いました。
もう、いいよ、って。
大丈夫だよ、って。
おじいちゃんも私たちのこと、許してくれるんじゃないかなって。


キャンディキャンディに出てくる言葉。
「花は散ってより美しく咲き
人は死んで　人の心により美しく永遠によみがえるのよ」

きっと、人の心の中で生き続けてる。


少し遠回りして、海沿いを帰りました。
波の静かな音。青い空と海。
ちっぽけだけど、かけがえのない命。
自分はどう言う最期を迎えるんだろう。
もっと、生かされていることに感謝しつつ、「生きている」自分ができることを見つけていきたいと海を見ながら思いました。