SSブログ

子どもの同士の関わりで育つ [学校・教師]

2学期も終わりに近づきました。
1学期の頃に比べると、ずいぶん成長したという部分と、まだまだだなという部分がありますが、
穏やかに過ごしています。
ここに来て子ども達の人間関係にも変化が。

うちのクラス、男女がぱっかーんと分かれていたんです。
1学期のころは、「男女がもっと仲良くなれるといいよね。」みたいな話をしていたのですが、最近はすっかり仲良くなって、休み時間も遊んだり、給食も自然と班にして食べたりということが見られるようになりました。

私は何をしたかというと・・・・何もしていません。


もう一つ。すぐネガティブなことを言ったり、悪口を言ったりする子がいて、ずっと「それはだめだよ」と言い続けてきたのですが、あまり変化がなく。
でも先週、「俺が悪口ばっかりいってたら嫌われるよな」というような話を友達としていました。
随分、表情も柔らかくなり、意地悪が減りました。


私は何をしたかというと・・・・・もちろん何もしていません。

まぁ、日常的に口やかましくあーだこーだ聞きたくもない話はしましたが、教師が何とかしてやろうと思って動いたことでいい結果になったことは本当に少ないです。

子どもは子ども同士の関係の中でいろんなことに気付いていくんだろうなと思います。
一見トラブルに見えることの中に成長のたねがいっぱいあるわけで、ひたすら子どもの気持ちを受け止めることの方が大切な気がします。

時間はかかるけど、自分で気づいたことしか身に付かないということは私自身にも言えること。
本当に私ができることなんてちっぽけなことなんだと思う今日この頃です。


nice!(1)  コメント(1) 

nice! 1

コメント 1

サボテン

河合隼雄先生が、「子どもと学校」という本の中で書かれていました。口うるさく説教するのも、子供たちに任せて何もしないのもいけない。放っているように見えても、「先生は見ているよ」というまなざしを注ぐのが教育なのだと。これは素晴らしい指導だと思いました。児童につかす離れずにいらっしゃる先生の存在は、とても大きく頼もしく思います。
by サボテン (2019-12-14 23:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。