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斜陽をみてきました! [映画・ドラマ]

インフルエンザの影響で京都での用は中止になりました。
この状況で京都に行くのは少し怖かったので、残念ですがほっとしました。

ということで、斜陽を見てきました
岡山ロケがあったらしく、その昔ちょっと太宰が好きだったこともあり(暗い?)結構楽しみにしていました。

・・・・うーん。☆つきません(苦笑)
中途半端というか、表面的にあらすじを使っているだけみたいな感じ?!
いつの時代だよ!と思わず突っ込んでしまいました。
手紙はメールだし。
昔の家なのに、BSチューナーがついているし。
百姓仕事をきれいな服を着てやって、しかも軍手が汚れていないし。
お金持ちなはずなのに、お医者さんを家に呼ぶだけで、癌と分かっても病院には連れていかないし。
電車にはいろんなステッカーがついてるし。
突っ込みどころ満載

そして極めつけが中原さん。
温水さんは好きなのですが、役としてはだめでした。感情移入できません。むしろ笑ってしまいました。

物語の設定は昭和初期で、直治は戦争から帰って来てアヘン中毒になっているのですが、戦争にはふれられていませんでした。
かず子と母はただの時代錯誤の常識のないお金持ちの親子みたいでした。
この作品に戦争後という時代設定を変えてははいけないような気がするのは私だけでしょうか。
とにかく、この物語の世界を1時間やそこらで表現するのは苦しいと思いました。

母の貴族としての高貴で美しい生き方、かず子の秘められた思いや強さ、そして直治のせつなさは全く描かれていませんでした(涙)

この映画、本を読んでないと訳が分からないと思います。
そして本を読んで見たら、批判してしまうと思います。



実は、映画を見る前に本をもう一度読み直してみました。
すっかり内容も忘れていたのですが、年を重ねたからでしょうか、いろいろと考えるところが多く、新しい感動がありました。
これ、古いけど、新しいです。
なんたって不倫、シングルマザーですよ!
かず子はある意味、とてもしたたか。
でも不良にひかれる心境はわからなくもないです。
私も革命を起こそうか(謎)
一方の弟直治は遊び人の裏に純粋で繊細な心の持ち主。
彼の遺書を読んでいると泣けてきました。

映画は・・・・だけど、もう一度この本を読むきっかけを与えてくれたのでよかったです。


太宰治生誕100周年なんですね
今度は人間失格も読みなおそうかな。とことん落ち込みそうですが・・・

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