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「お手紙」から読書の楽しみを広げる「おちば」 [授業実践]

お手紙の授業を終えました。
今回、初めに指導計画を全部知らせてから授業をしました。
見通しがもてる上でこれは低学年でも有効。
主な学習活動は次の通り。
1.初発の感想
2.登場人物の気持ちを考えて音読を工夫しよう。(1~5場面)
3.お手紙を書こう(がまくんとかえるくん、クラスの友達へ)
4.好きな場面を選んで音読劇をしよう
5.がまくんとかえるくんの他のお話を読もう。

子ども達はお手紙のお話が大好きで、楽しく授業をすることができました。
もう少し子どもの発言が深まればいいなぁと思いますが、これは今後の課題かな。

で、5の読書教材といて「おちば」を選びました。
この本に収録されているお話です。

ふたりはいつも (ミセスこどもの本)

ふたりはいつも (ミセスこどもの本)

  • 作者: アーノルド・ローベル
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 1977/05/15
  • メディア: ハードカバー



すごくかわいくて温かいお話なのです。
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がまくんとかえるくんは自分の家の前が落ち葉だらけになっていることに気が付き、お互いの家に向かいます。


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でも別の道を通ったので、途中で出会うことはありませんでした。

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かえるくんは一心に、がまくんもえんやこら互いの家の前の落ち葉かきをします。

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落ち葉の山を作ったのに、風が吹いて散り散りになってしまいます。
家に帰ると、自分の家の前は落ち葉の山。でも家の前がきれいになって喜んでいる姿を想像しながら、二人とも幸せな気持ちで眠りにつきました。


このお話にした理由は次の4つ。
①二人とも考えていることが同じという面白さがある。
②風が吹くというハプニングでせっかく落ち葉かきをしたのに、元通りになってしまったことに気づかないこと。
③互いのことを思っての行動。相手を喜ばせようという気持ちが根底にある。
④いつものがまくんとは違う一面(えんやらこらはたらくがまくん)が発見できる。

最初に読み聞かせをすると、クスクス笑い出す子も。
読み終わった後、「あー、おもしろい!」という声がたくさん!
子ども達の感想にもこの4つのどれかが書かれていて、なかなかいいチョイスだったかもしれません。

とってもほっこり笑顔になるお話でした。



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