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スモールステップと変化のある繰り返し [学校・子ども]

久々に1年生を担任して、大切なのが「スモールステップ」と「変化のある繰り返し」

初めての席替え。
席替えの手順はどの学年でもだいたい同じ。
まずは、今までとなりだった人に感謝の気持ちを伝えて握手(もしくはハイタッチ)。
その後、全員後ろに行かせて、名前を呼んで新しい席にすわっていきます。

で、「じゃ、あたらしい席に机を動かしてください・・・というのところですが、さすがに1年生では無理。
ということで、スモールステップ。
①机の中のものをすべて出して自分のロッカーの上におきに行く。
②横にかけている赤白帽子をかぶる(とれやすいのです)
③まずは、いすだけ新しい席に移動。いすが動かせたらすわる。
④机の移動。もちあげて運ぶように伝える。
⑤机の中にロッカーのものを入れる。

これで1年生でもスムーズに席替えができました。


あと、うちの学校は縦割り掃除なのですが、1年生はまだ縦割り掃除には参加していないので、
掃除の時間にほうきの使い方と雑巾のかけ方を教えました。
6人ずつで一人ずつできているか確認しながら。
1週間続けていると、随分上手にできるようになりました。
机の運び方については、もつ場所(机の少し上)を指示すると中のものを出す子が激減!
ちょっとした声かけを工夫するだけでスムーズにできるようになります。


体育の4列並び。
遊具を使ってサーキット的な運動をしたのですが、終わった後は自分の列のところに並ぶように指示したはずが案の定ぐじゃぐゃ・・・。
ということで、スモールステップ。

①再度4列に並ぶ。
②「ようい、どん」で私のところまで走ってタッチ。
③自分の列の一番後ろまで走っていき、座る。

子ども達はゲーム感覚で楽しそうにしていました。で、自分の列の後ろにいくということもわかったみたい。
そして4列並びをしたら、4列に並ぶ機会を何度も作ります。
繰り返し並んでいると、だんだん覚えてきます。くり返していると、どうしても覚えるのが苦手な子どものが見えてくるので、その子に個別の指導も入れやすくなります。

そしておにごっこ。これもスモールステップ&変化のある繰り返し。
①ドッジボールのラインを使って、列ごとで鬼ごっこ。
逃げる時間は20秒。
当てられたら外に出る。
②範囲を広げ、2列(15人)で。
③さらに範囲をひろげ、2列(15人)で。
当てられたら帽子を白にして鬼になる。

というように、一つずつ変えて何度も繰り返しました。
範囲を限定することで、運動量が全員確保できます。
また、教師は目が届きやすく、子どもの活躍が見えやすいです。
時間を短く設定することで、「もっとやりたい」という意欲につながります。
見学チームは友達の動きや活躍を見ることができ、応援が盛り上がります。



子どもはが「できない」「しない」のは分からないから。
分かるとできるし、みんなできるようになりたいと思っています。
大人だってそう。


おそらく、今までの私は子どものできないことにイライラし、怒っていたんだろうなぁ・・・。
もちろん、何度言ってもできないことはついいらっとして怒ってしまうこともあるのですが、怒鳴ることはなくなりました。

子どもが「分かる」ための手立てを考えていきたいです。
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